【事業開発代行 事例】新規事業の売上3倍増。想いを受け止め結果を出してくれる、ビジネスの相棒(株式会社エイムソウル様)

「すべての人に、生きがいを」をミッションに掲げ、企業が採用や社員教育で用いるグループワークの開発や、研修サービス、外国人採用に特化した適性検査・研修を提供しているエイムソウル。

2021年4月よりSocialBridgeがパートナーとなり、外国人採用に特化した適性検査CQIを世に広めるための取り組みを二人三脚で続けています。

当時の課題や目的、得られた効果について、株式会社エイムソウル代表取締役 稲垣様にお話を伺いました。 

【期間】

 2年6ヶ月(継続中)

【タスク】

  • 事業開発代行 
  • 分析ダッシュボードの構築
  • 大口ロイヤル顧客の営業

【成果】

  • CQI研修を立ち上げ、延べ500人以上 研修実施、エンタープライズ企業向け案件事例を多数構築、パートナー企業との協業による案件創出
  • CQI売上を2年で3倍増
  • CQI検査国数は2年で110カ国突破(2023.9.24時点)
  • 分析ダッシュボードを構築し、「CQI分析サービス」をプロダクト化
  • ダッシュボード導入後の研修リピート率70%→100%にUP(2023.9 時点)

日本企業のグローバル化を加速させる『CQI』

ーー 御社のサービスCQIについてお聞かせください。
CQIはグローバル採用に特化した測定項目で外国人の異文化適性を正確に把握することができる適性検査です。

CQIでは、日本・日系企業で働く外国人材に特化した設問・分析方法で、外国人材の考え方や行動が日本の文化にフィットするかどうかの基準となる「カルチャーフィット度」、新しい文化に適応する力があるかどうかの基準となる「異文化アダプテーション力」が採点できる。

2014年にインドネシアに移住した際に、日系企業が現地の人材育成に頭を抱えていることを実感しました。例えば、時間を守るとか、報告を行うとか、日本では当たり前とされることが海外ではあたり前ではないことも多いのです。

最初は教育さえすればカルチャーギャップは埋められると思い、日経企業のコンサルティングに携わっていたのですが、文化の違いは簡単に変えられるものではありませんでした。

この経験から日本企業のグローバル化を加速させる上で「文化の違い」が重要な鍵を握っていることを実感しました。そこで当社と一橋大学の名誉教授や東京大学の社会心理学博士で研究を重ねて開発したのがCQIです。2020年1月にサービスをローンチしました。

代理店営業の豊富な経験と外国籍だからこその感性がCQI事業とマッチ

ーー 事業開発代行を検討されたきっかけは何でしょうか?

CQIをローンチした翌月に新型コロナウイルスが蔓延し、入国が制限されました。そのため立ち上げ当初はかなり厳しい状況だったのです。しかし「入国解禁になった際には、CQIのニーズは絶対にある!」という確信が僕にはあったので、コロナ禍にCQIの営業体制を整えようと決意しました。

しかしながら、社内のリソースだけではこれを達成するのは難しくて。代理店営業を0から一緒に創り上げてくれる強力なパートナーを探していました。

その時に「面白い人がいるよ」と知人から紹介してもらったのがSocialBridge代表の宋さんでした。宋さんとは偶然にも同じ大学出身、住んでいるマンションも同じ。運命を感じましたね。

ーー ソーシャルブリッジをパートナーとして選んでいただいた理由を教えてください。

サービスを立ち上げる時は相当なパワーが必要です。SocialBridgeにはそのパワーがあると感じたからです。

宋さんは元々ソフトバンクで代理店営業をされていたので、営業力や突破力もある。さらに在日韓国人だからこそ、 僕たち日本人では分かり得ないこともおそらく経験しているでしょう。その経験はCQIを日本に広めるために役に立つと思いました。

研修の立ち上げ・分析ダッシュボードの構築に貢献し、CQI事業の売上を2年で3倍に

ーー お取引いただいてから2年6か月。どのような成果がありましたか?

CQIを販売してくれる代理店の発掘から指導まで、営業の仕組みを二人三脚で作りあげました。

代理店営業はものすごく大変なんです。代理店のスタッフさんにCQIのことを理解してもらいつつ、販売するためのモチベーションを高めてもらわなければいけない。例えるならば、コーヒーを売りたい人たちに緑茶を売ってもらうようなものです。

しかし、代理店営業を得意とするソーシャルブリッジのおかげで、CQIの売上は2年間で3倍に増え、CQIを活かした研修も展開することができました。現在のCQI検査国数は110カ国を突破しています。(※2023年9月24日時点)

そして、SocialBridge2人目の担当者である王さんには、複数のデータをまとめて分析できるダッシュボードを開発いただきました。これにより会社や国ごとの傾向が分析できるようになり、これまで蓄積してきたデータを最大限に活用できています。さらに、ダッシュボードに基づいた「CQI分析サービス」をプロダクト化したことで、売上げ単価が向上しました。お客様にもより満足度の高いサービスを提供できるようになり、ダッシュボード導入後の研修リピート率は100%を達成しています。(※2023年9月 時点)

開発した分析ダッシュボード。複数のデータを各項目に分けて分析することが可能になり、「CQI分析サービス」のプロダクト化に成功。

もともとダッシュボードの開発は視野には入れていたのです。しかし、具体的なプロダクトに落とし込むリソースが足りなくて。それをこちらから言わずとも「ダッシュボードを作ってみました!」と王さんが行動してくれました。

SocialBridgeのすごさは、 そういうところですよね。

想いを受け止め結果を出してくれる、ビジネスの相棒

ーー そういうところとは?!

ただ単に依頼された仕事をこなすのではなく、僕ら依頼主の想いを受け止めて、同じ温度感で、密着度高く、一緒に事業を面白がってくれる。その上でしっかり結果を出してくれるところです。

まさに「ビジネスの相棒」という感じですかね。

もちろん、外部の企業なので社員と比べると時間の制約があります。しかし、SocialBridgeの担当者さんは、業務時間以外もワクワク楽しみながら頭の片隅でエイムソウルのことを考えてくれているのが伝わるのです。

お互いに常にアンテナをはっているからこそ、課題発見が早いし、深いし、セレンディピティ※が生まれるのかなと。

※セレンディピティ:セレンディピティ(Serendipity)とは、「偶然の産物」「幸福な偶然を引き寄せる力」のこと。

また、SocialBridgeはエイムソウル以外の仕事をしているからこそ、社内だけではリーチできない情報や経験を共有してくれるのもありがたいですね。

本気でビジネスを成功させたい企業の強力なパートナー

ーー SocialBridgeはどのような企業におすすめできますか?

「本気でビジネスを成功させたい」と強い想いを持っている企業におすすめしたいです。ソーシャルブリッジは依頼主の想いを受け止めて、その想いを世に伝えるためにやるべきことを一緒に考えて、売り上げを伸ばしてくれる会社です。

逆に、ただ単に営業をやってくれる人手が欲しいとか、作業をしてくれる外注を探しているとか、そういった方には勧めないです。依頼したことをこなしてくれるだけの企業なら他にもあると思うので。

ーー 最後に、今後SocialBridgeと共に成し遂げたい目標をお聞かせください。

CQIを日本企業のグローバル化における欠かせないソリューションにします。

そのためにも、SocialBridgeとは末長く関係を続けていきたいですね。

SocialBridgeとエイムソウル。お互いが魅力的な存在でいられるように、緊張感を持って、互いに成長し続けていきましょう。

左から、株式会社エイムソウルの佐藤さん、代表取締役稲垣さん、SocialBridgeの王

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
※ 株式会社エイムソウル様のホームページ
※ 取材日時 2023年9月 

取材・執筆・撮影:大浦 沙織